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「夏の風物詩」

こんにちは。予告なしに起こった寝違えに困ったらお任せください…でおなじみのスッキリ整骨院です。
今年も暑い夏がやってきましたが、同時にこの季節になりました。
2021年8月9日…89(野球)の日に開幕します。
夏の甲子園…全国高等学校野球選手権大会です!
今年の夏も、多くの高校生が意地と誇りと勝利をかけて汗と涙を流す…日本の夏の風物詩の一つといっても過言ではありません。
各都道府県から地方大会を勝ち抜いて選ばれた高校が、「聖地」と呼ばれるこの球場に集結します。
今日は、夏のテレビ観戦がちょっと楽しくなるかもしれない…決戦の火ぶたが切って落とされる野球の聖地・「阪神甲子園球場」について書いてみたいと思います。
*なお、今回掲載される写真は2019年4月以前に実際に訪れた際に撮影した写真となりますので、現在の現地とは異なる光景になりますのでご了承ください。

そもそも「阪神甲子園球場」って?

大正4年から始まったこの夏の高校野球大会は、もともと兵庫県西宮市にある鳴尾競馬場に併設された野球場で行われていました。
が、徐々に人気になるにつれてファンが収容しきれなくなったり、観客がグラウンドになだれ込んで試合が中断するトラブルがあったと言われていました。
その結果、大会主催者の大阪朝日新聞の新球場建設提案、タイミングよく新しい球場開発に着手していた阪神電鉄の利害関係が一致して大正13年に完成したのが、この阪神甲子園球場です。

現在までに高校野球大会が行なわれていますが、高校野球のみならず、阪神タイガースが主催ゲームとなるプロ野球の試合、甲子園ボウルと呼ばれる大学アメフト選手権、西宮市の小中学校などの連合体育大会、国内アーティストの野外ライブ会場としても使用された事もあります。
2021年までに何度も大幅な改修工事が何度も行われ、座席も改修され最大収容人数は47508人。また、過去には手書きだったスコアボードは全面LEDの大型ビジョンに変わりました。一度取り払われて新しく植えられた緑の蔦は、レンガ作りの壁を少しづつ覆えるくらい順調に伸びております。

球場名物

暑い夏の野球観戦ならビール…と言いたいところですが、実はビールよりお勧めしたいのが「甲子園球場三大グルメ」です。
醤油のたれが食欲をそそる「ジャンボ焼き鳥」や、においだけでも買いたくなる「甲子園焼きそば」もお勧めしたいのですが、ここでは「甲子園カレー」を特筆したいと思います。

このカレー、実は大正13年の開設当初から昭和・平成・令和をまたにかけて売られている歴史あるメニューなんです。
当時の価格ではコーヒー付きで1食30銭。グラウンドキーパーの日給75銭という時代だった当初からするとかなりのごちそうだったそうなのですが、多い時で1日1万食売り上げる人気メニューだったそうです。
夏の暑い高校野球の大会でも、1日で7千食は売れてしまうというのだから驚きです。

歴史を感じる場所

2010年3月、外周に高校野球、阪神タイガース、甲子園ボウル等、阪神甲子園球場の歴史を一堂に集約した展示施設「甲子園歴史館」ができました。

名勝負の解説、名シーンの映像、写真やバットやグラブやボールなど沢山の展示がズラリと揃っています。
また、球場内の施設や実際にグラウンドに入れるスタジアムツアーを行なっている日もあるので、行ったらぜひ立ち寄ってもらいたい場所です。

ところが問題点

着工された大正時代とは違い、現在の8月の日本の夏…最高気温は34度を超える事もしばしば…となると。

熱による失神、けいれんといったトラブルが起こる、いわゆる熱中症へのリスクは高いです。もちろんこれはプレイヤーである球児のみならず、試合を見に来た観客にも同様です。
特にマスクを着用しての観戦が義務付けられている昨今なので、このリスクをしっかり把握したうえで、うちわ・ポケット扇風機・スポーツドリンクを飲む・ビールは飲みすぎない等、熱中症に対する対策を行う事が観戦では重要になります。

今年はどの高校が夏を制するのか…とても楽しみです。それでは!